Philosophy

とある卒論合同誌のためのメモ2

・意識の表象理論の問題点のひとつめ、高階の表象理論まわり 意識の表象理論には課題がある。(鈴木, 2015, 『ぼくらが原子の集まりなら、なぜ痛みや悲しみを感じるのだろう』)の4章を参考にして、本稿で提示する概念(前章で提示された概念)がこれをどの…

とある卒論合同誌のためのメモ

・結局意味って何なの? 本来的表象の志向的内容である、でいいのかな。表象理論の整理がいまいちだからもう少し掘り下げないといけない。 表象は本来的表象と派生的表象に区別される。「ある生物の内部状態が本来的表象である」ことは、「その状態があると…

ハイデガーの存在論について

木田元『ハイデガー 『存在と時間』の構築』から引用とメモp40-44 ・存在(sein)は作用であり、存在者(Seiendes)を存在者たらしめるものである。 ・存在作用の場になっているのが現存在(Dasein)であり、現存在が存在を了解するときにのみ、存在はある(Es gibt…

認識論など

丹治信春『クワイン』の5章「認識論の自然化」だけ読むっていう雑なことをしたのだけど、そりゃあそうよね、やっぱりそうなるよね、と思った。直観に合っていて、これ以上のことは何も言えないと思った。んでだいたい人間が関わることは生物学のスケールに落…

卒論から対話システムの話へのメモ

某学会のポスター発表の原稿を作ろうと内容を考えている。ベースとしては卒論の議論をもとにして対話システムへの適用を考えたいのだけど、検討しなければならないことが多いということがわかってきた。ざっくりと指針を書き出してみる。 記号はそれに対応す…